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メキシカンリングとは
スカルなどのモチーフをトップに冠した無骨なリングを、海外では「Mexican Biker Ring」(メキシカンバイカーリング)と呼ばれています。
これを日本では「メキシカンリング」と呼び、シルバーアクセサリーの定番として親しまれています。
ビンテージ品のメキシカンリングはバイカー以外の人々にも人気があり、古い年代のものはとくに高額で取引されています。
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メキシカンリングの歴史
メキシカンリングは、メキシコのアメリカとの国境にある小さな町で作られたものが多く、それがアメリカ人のバイカー(バイク乗り)たちに人気のアイテムとなり、世界へと広まっていきました。
その歴史について見ていきましょう。
メキシコの通貨ペソの暴落
メキシコ革命(1910〜1920年)の後、メキシコの通貨であるペソは壊滅的な切り下げを受けました。価値のないコインが溢れ、捨てた人もいれば古き良き時代の思い出として残していた人もいました。メキシコの職人たちは、それらを有効的に利用するための創造的な方法を思い立ちます。彼らはそれらを集め、溶かし、工芸品やお土産を作りました。モチーフとしてスカル(頭蓋骨)や動物、アステカやネイティブ・アメリカンの文様などを使用して、独特の世界観を確立していきました。
バイカーたちとメキシカンリングとの出会い
1940年から1950年代のバイカークラブの初期の頃は、バイカーたちがメキシコに隣接する町に定期的にツーリングで訪れて、気の荒い連中が幅をきかせていました。そこで彼らは、自分たちのアイデンティティーに親和性が高い、わずか5ドルで購入できるラフでマッシブなメキシコ製の指輪に出会うことになります。
ブラスナックル(メリケンサック)の規制とメキシカンリングの普及
当時のバイカーの一部の間では殴り合いの喧嘩が頻発していて、ブラスナックル(いわゆるメリケンサック)を武器にする者も多くいました。ブラスナックルなどの危険な武器は当然警官たちの取り締まりの対象になりました。そこでブラスナックルの代わりになる取り締まりから逃れる合法的な武器として、大振りで頑丈なメキシカンリングが使われることになりました。
メキシカンリングの材質
最初のバイカーリングは、ニッケル、ブロンズ、真ちゅうで作られています。これらの金属は、メキシコの指輪の生産を調達したセントボスの含有量を構成していました。今日、多くのメーカーが鋼やチタンなどの他の金属を使用して耐久性を高め、コストを削減していますが、元の金属またはそれらの組み合わせから作られたバイカーをテーマにしたリングも数多くあります。そのようなリングは、特徴的な黄色がかった色をしています。
今日、バイカーのメンズリングの一番の素材はシルバーです。純金属は柔らかく、折れたり曲がったりしやすいため使用していません。しかし、銅を少し加えるだけで、銀は必要な硬度と耐久性を獲得します。シルバーをバイカーの最も愛されている金属にした理由はいくつかあります。まず第一に、その冷たい白い光沢は、クロムメッキされたオートバイ部品の光沢に似ています。第二に、シルバーのアクセサリーは、黒いバイカーの服やオートバイの革のディテールと組み合わせると際立っています。最後に、この貴金属は抗菌性があり、時間の経過とともに色が変化せず、一部の人が言うように、正のエネルギーを持っています。
金とプラチナは、ジュエリーの製造で一般的に使用されていますが、メキシコのバイカーリングではめったに見つかりません。それは、それらがより高価であり、過酷なメンテナンスに耐えることができず、そして一般的に、現実的なバイカーの態度に適合しないという事実によるものです。それでも、製品をより表現力豊かで人目を引くものにするために、シルバーのセッティングに対して金メッキのディテールを見ることができる場合があります。
メキシカンリングの代表的なモチーフ
馬と蹄鉄
動物
スカル
シュガースカル
アイアンクロス
1%
インディアン
アステカ文明
ココペリ
一説によるとココペリは古代のアステカ族の交易商を表したものと言われています。彼らは背中に荷物を背負って南米から遥々アメリカ南西部までやってきました。また彼らは他の部族と接する際、友好を表現するためにフルートを吹きながら歩いていたと言われています。しかし、最初に知られたココペリのイメージはアステカ-アナサジの貿易が行われた時代よりも700-800年も前の為、これがココペリの起源とは考えられませんが、現在のココペリのスタイルに影響を与えている可能性は否定できません。
結論として、古代の昆虫(恐らくアブの系統)をモチーフにした壁画や陶器の図柄と、その後の文明で登場するカチナやその他の図柄などが合わさり現在の「ココペリ」が出来上